Banksyは分断壁の中

イスラエルとパレスチナの間には
大きな、あまりに大きな壁が横たわっています

分断壁

皮肉交りにアパルトヘイト・ウォールとも
呼ばれるその壁の中に行ってきました

パレスチナには
「ガザ地区」と「ヨルダン川西岸地区」
の2つの場所があり
ガザ地区はイスラエル軍が砲撃を繰り返したり
連日のニュースの報道の通り

ボクが行ったのはヨルダン川西岸地区
土地の名前はベツレヘム

まるで監獄のよう

2つ国の間にはグリーンラインと呼ばれる国際的に
認められた境界線があるが、この壁はそのラインを大きく割り込んで
現在も作り続けられています

イスラエルを建国したユダヤ人によって

そんな壁の中。つまりパレスチナ側には至る所にグラフィティーがあり
壁の至る所に描かれています

もちろんイスラエル側からみた壁はめちゃくちゃ綺麗

そんな中でも世界的に有名なBanksyのグラフィティー

天使の手からこぼれ落ちるハート

射撃の標的にされる防弾チョッキを着たハト

兵士のボディチェックをする少女。個人的にコレが一番好き

花束を投げる男「Throwing Flower」
こんなアイロニカルなグラフィティを多く残しているBanksyは
日本でも書籍やポストカードなどあまりにも有名になっていて
少々擦り過ぎられた感がありますが

でもこのスケール感。カッコイイんですよ、マジで

これがあるのは分断壁じゃなく、こんな場所ガソリンスタンドの裏手に

あとは他の誰かが描いたグラフィティ

自由を奪われた自由の女神

パレスチナの女性兵士Leila Khaled

そんなパレスチナですが

こんな感じの街並みも

そしてボクが街で出逢った人はすごく優しくて
「これ一個食べるか?」って無料でくれた店のおじちゃんや
「こっちきて一緒にシーシャ吸ってけ」っていう人

「welcome palestine」とかね

実際に訪れて感じた思いはたくさんあるけど、
アジアのさらに東の端、日本人の若いやつであるボクが
イスラエルやパキスタンにたかが数日観光で来て
ちょっと知った気になって何か意見や思いを語るのは
違うかなと思ってまして

ボクが現地の人でそんな意見聞いたらブチキレるだろうと

少し曲がっておりますが、今はそう思います

壁はどこまでもつづき、その奥にみえるのは「 緑 」

そんな感じで、サラバじゃパレスチナ

2014.04.17 | Category: 06. パレスチナ / Palestine, blog

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